エボラ出血熱

2001.2.10

初めに
『アウトブレイク』と言う映画をご覧になったことがありますでしょうか?
これはエボラ様ウイルス感染症を題材にした映画で、ちょっと御都合主義的な所もありますが、 なかなか良くできた映画だと思います。
エボラ出血熱はウイルス感染よって起こる非常に激しい病気で、致死率(罹患して死亡する確率) が50〜90%という恐ろしい病気です。致死率50%というのはとんでもない数字で、どんなに恐ろしい 感染症でもまず現れる数字ではありません(例えばペストでも9〜10%、スペイン風邪で4%ぐらい)。
そこで、この感染症(ウイルス)についてのまとめノートをつくってみました。
表面をちょこっと見ただけなのであまり役には立ちませんが、この種の映画を見る基礎資料には なるかもしれません(^^;
尚、最期に一般向けの参考書籍を記載してあります。これらを見ていただければ…このノートは 必要ないですね(笑)
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エボラウイルス
ebola image フィロウイルス科。
12700塩基対からなる1本鎖RNA(負極性)を遺伝情報として持ち、大きさは80nm×790〜970nm と細長い。フィロウルス(Filoviruses)のフィロは『糸』を意味するラテン語のFilumに由来。
分離された地域により、スーダン型、ザイール型、レストン型、タイ型に分けられる。

右図はエボラウイルスイメージ

特徴
  1. 回復期の感染患者血清中に病原ウイルスに対する中和抗体が見つけられない。
    抗体反応による「ザイール株」と「レストン株」の区別すらできない。
  2. フィロウイルス感染症には抗血清投与による感染予防・治療策が使えない。 ウイルス中和が行えないため。
  3. フィロウイルスに対する防御作用を確認し得た物質は皆無(Peters et el,1991)
年代順発生事例

文中注釈


    参考書籍
  1. 殺人ウイルスへの挑戦、畑中正一、集英社、1995年
  2. やさしいウイルスの基礎知識、岩本愛吉、オーム社、1997年
  3. エマージングウイルスの世紀、山内一也、河出書房、1997年
  4. 図解雑学ウイルス、児玉浩憲、ナツメ社、1998年
  5. 突発出現ウイルス、スティーブン・モース編、佐藤雅彦訳、海鳴社、1999年
  6. キラーウイルス感染症、山内一也、ふたばらいふ新書、2001年

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