定番WEBサーバーであるApacheがバージョンアップしてNT4.0でも動作するようになったので今回はこれをインストールする手順について書いてみたいと思います。これによりわざわざWEBサーバーの立ち上げだけのためにNT4.0SVを用意しなくてもよくなったのは大きいと思います。
今回は1998/10/19時点の最新バージョンであるVer1_3_3を用いてやってみたいと思います。
まず下のサイトに行き「Apache」をダウンロードします。(今回はバイナリ版を用いることにします)
www.apache.org
基本的には普通のWindowsアプリケーションと同じなのでそんなに詰まることはないと思いますが、いかにその手順を示してみます。

まず先ほどダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストーラーが立ち上がりますので「はい」を選択します。

Apacheのライセンスについて書いてありますので一通り読んでから「YES」を選択します。

今回用いたApacheがNT4.0対応にあたりまだベーター版であることを示す警告が示されています。まあ気にせず「NEXT]を選択します。

ここではApacheをインストールするディレクトリを決定します。デフォルトは「C:\Program Files\Apache Group\Apache」ですが本などでもっと以前のバージョンの頃ルートにおいてないとCGI関連でトラブルとあったので「C:\Apache」に変更します。(念のため)

変更後の画面はこうなります。ではこの状態になったら「NEXT」を選択します。

ここではインストールするApacheのタイプを選びます。今回は「Typical」(典型的)でインストールしますのでなにもせず「NEXT」を選択してください。

Apacheのプログラムアイコンを入れるフォルダの名前をここで変更できます。が変更せず「NEXT」を選択します。

今からセットアップを始めますがセットアップ後にREADMEを開きますか?と聞かれますが、これは別に後からでも読めるので気にせず「Finish」を選択します。
これで後はインストーラーが勝手にセットアップをしてくれインストールは終了します。
これからApacheを動作させる為に必要な各種定義ファイルの設定について書いてみます。上述のようにインストールしたと仮定すると各種定義ファイルが「C:\Apache\conf」の中に作成されます。この中で最低限動作させるのに変更が必要なファイルは「httpd.conf」「srm.conf」「access.conf」の3つだけです。(といっても1つはマナーのため、2つはCGIを使うためですので実は変更しなくても動きますけどね(^^;))、では実際にどう変更するのかやってみましょう。
1.「httpd.conf」(サーバーの基本設定)
63行目にこのWEBサーバーの管理をする人のメールアドレスを書き加える。僕の場合だと
ServerAdmin webmaster@env.waseda.ac.jp
となっています。
2.「srm.conf」(ここでAliasの設定を行う)
まず168行目の先頭にある#をとってAlias /cgi-bin/ を有効にする。
ScriptAlias /cgi-bin/ "C:/Apache/cgi-bin/"
次に188行目の先頭にある#をとってAlias /cgi-bin/内で使われるスクリプトの拡張子が .cgi であることを設定する。
AddHandler cgi-script .cgi
3.「access.conf」(セキュリティの設定)
60行目−63行目にかけて先頭にある#をとってC:/Apache/cgi-bin/に対するアクセス制限を有効にします。
<Directory "C:/Apache/cgi-bin/">
AllowOverride None
Option None
</Directory>
以上で変更は終了です。今いじったファイルのコメントライン(先頭が#で始まっているもの)を頼りに変更を加えればとても細かくカスタマイズすることが可能ですが(英語ですが(^^;))それは稼働しだしてからの話ですのでここではこれ以上いじらないことにして次に進みたいと思います。
基本的にApacheはWEBサーバーなのでマシンの電源が入っているときには常に立ち上がっていてほしい。けどそうするには実際にはどうすればいいんだろう?という問いに対する答えが「サービスに登録する」です。
しかもApacheではこの作業を自動的にしてくれるショートカットが用意されているので誰でも簡単にサービスに登録することができます。具体的には「スタートフォルダ」−「プログラム」−「Apache Web Saver」−「サービスに登録する」を選択します。
この後再起動せずに手動でサービスを開始してもいいのですが、そんなに時間も変わらないので一度マシンを再起動してサービスを開始させます。
では最後にApacheが正常に動いているかどうかテストしてみましょう。Webブラウザを立ち上げて「http://localhost/」にアクセスしてみてください。そうしたときに下にあるような画面が出てくれば成功です。お疲れさまでした。
