もっと素敵な世界



今月の気になる一枚

表ジャケ

IMAGINARY FRIEND / A.C.T



冒頭ですが、ジャンル分けしてしまえば、プログレの範疇に入るバンドとくくってしまって問題ないでしょう。ここしばらく、プログレっぽい音とは疎遠で、久しぶりに買ってみたこのバンドが実に大当たりで嬉しくなってしまったので、このコーナーも久しぶりに更新して、このバンドでも取り上げてみようかと。気がつけば、このコーナーも実に1年ぶりの更新(笑)。すんません、さぼってました。

ここは基本的には新譜を取り上げようと思っているコーナーですけど、このアルバムのリリースは1年ほど前。気にはなってはいたものの、ついつい買いそびれて1年ほど経っちゃいました。まぁ、いいアルバムなので、そんな細かいことにこだわらず、オープンなスタンスで行きましょう。

プログレというと、どうも小難しい印象がありますけど、このバンド、このアルバム関しては、そんな小難しさを感じることはありません。しかし、「ハードポップ」という言葉でくくってしまうにはちょっと勿体無いほどの緻密さと性能を誇るアルバムでもあります。この点では、平素からプログレ方面の音に馴染んでいる方の鑑賞にも充分に堪えうると確信しています。全体の印象は、「高機能をシンプルにしてみました」的な実に親しみやすいアルバムです。

そんな彼らの魅力について考えてみましたけど、やっぱりメロディラインが美しいことに尽きるのかなぁと思います。いや、ほんとに「いいメロディの入ったいい曲」が網羅されているんですよ。もちろん演奏も上手いし。でも、いいメロディを書くし、演奏もうまい、これって結構そこらへんのバンドでもやってることだったりするんですよね。ただ、彼らは他のバンドと違って、彼らに対して親近感を持てる魅力、聴き手をひきつける何かを持っているような気がしてならないのですが...

「美しいメロディ」だけでなく、プラスアルファの魅力の部分を伝えるのに、もう少しわかりやすい表現がないものかと色々考えてみましたが、最終的には「人懐っこいメロディ」という表現にたどり着いてしまいました。余計、わけがわかんなくなってしまった感じもしますが...きらびやかであるとか、美旋律という表現も当たってはいるとは思いますけど、あえて、人懐っこいという説明を付加すると、より彼らの魅力を上手く伝えられるような気がします。決して敷居が高い「美しさ」ではなく、もっと親しみやすい感じが伝えられればと思う次第ですが...

全体に渡って、「人懐っこいメロディ」でエントリバリアをぐっと引き下げることに成功しているし、プログレッシブロックの過去から現在までを体得したかようなバンドの器の大きさを感じさせる構成ももちろん素晴らしい。こんな高品質なアルバムがひっそりリリースされていただけというのもちょっと寂しい気もしないでもないが。DREAM THEATER、PAIN OF SALVATIONなど、ソノ手のバンドのリリースが重なっている今のこのタイミングに合わせて、このアルバムも併せて堪能いただければ幸い。

その昔、似たような音を出していたバンドで、IT BITESなんてバンドもいたっけなー。あそこのキーボード好きだったなぁ。

 











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